灯台守のパン

この先は灯台守の眠る部屋 無口な者がパンを届けよ

2023-01-01から1年間の記事一覧

世界はどこまでも広く/あの夏のルカ

シー・モンスターの少年ルカは、両親と祖母とともに海で暮らしている。シー・モンスターは肌が乾くと人間の姿に変わる性質を持つが、ルカの両親は人間や人間の世界に対して否定的で、息子が地上に興味を持つことを良しとしない。シー・モンスターと人間は相…

【追記あり】お知らせ/文学フリマ東京36に出店します

文学フリマ東京36(2023年5月21日(日))に出店します。小松岬のブースは【第一展示場 Q-08】、出店名は【入船出船】(いりふねでふね)です。※小松岬本人は不在です。 bunfree.net Webカタログはこちらです。 c.bunfree.net Twitterでも告知しています。 …

台所で孤独にならない・させない/台所をひらく 料理の「こうあるべき」から自分をほどくヒント集

フードライター・白央篤司さんの連載「名前のない鍋、きょうの鍋」が好きで、追いかけて読んでいる。 withnews.jp 鍋の湯気の向こうに見えるひとりひとりの人生、他者とのかかわり方、くだした決断、かつての夢と今の夢を尊重する真摯な文章が心地よい。加え…

女友達のタフラブの10年/わたしたちは無痛恋愛がしたい 〜鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん〜(~3巻)

星置みなみは、東京で働く23歳の女性。フォロワー4人の非公開Twitterアカウントで、表立っては言えない愚痴や本音を吐き出すのが習慣だ。本命の恋人と数多の浮気相手を行き来する恵比島千歳に片思い中だが、望みは薄い。みなみの相互フォロワーで友人の栗山…